アートの仕事は、何かを作り出すということが多い仕事です。
そのため、職種に応じて「クリエイト」する、「クリエイター」と呼ばれることも多い職業。
クリエイターというとすごくカッコいい響きですが、常に想像し続けなければならない、産みの苦しみというものもあるようです。
ネイリスト
身近なところでいうと、ネイルをきれいに施して差し上げるネイリストの仕事も、ネイルアートというだけあり、アート関連の仕事であるといえます。
もっと創造性の大きい印象がある仕事になると、写真家や画家などがアートの仕事の代表でしょうね。
アートの仕事に共通していることは、よりよい仕事をするためにはさまざまなアートにたくさん触れることが大切だということ。
そして、自分の仕事に関する分野だけでなく、いろいろな分野のアートに触れることは、必ず自分のしごとの肥やしになりますので、分野に特化せずいろいろなものを見て、触れて、たくさん視野を広げることが重要です。
グラフィックデザイナー
例えばグラフィックデザイナーの場合、デザインの仕事ですからたくさんのデザインを見て、自分ので差剤の引き出しを増やしていくのはもちろん、デザインだけではなく、絵画や映画、陶芸など、異分野のアートに触れることも、デザインのは場を広げることに繋がります。
こうした観点からか、デザインなどアート関連、そしてクリエイティブ要素の強い仕事をしている方は、仕事の出来る人ほど料理が上手であるという定説があります。
料理もクリエイティブな仕事ですから、共通している面はありますが、やはり分野は違いますよね。
けれど、アートに長けている方は、なぜか皆さんとても料理が上手。むしろプロ級です。
料理
料理もある意味アートな仕事といえるかもしれません。
料理をきれいに盛り付けることはアートにとても近い作業ですし、野菜の断面などまさにアートですよね。
優秀な料理家も、自分の分野、料理だけではなく、さまざまなアートに触れて、自分の料理に活かしています。
絵画を見たり、名作映画を観たり、そしてたくさんの書籍を読まれるそうです。
料理に関する本はもちろん、純文学やビジネス書、さらには自己啓発書まで、とある有名な料理家は、自分の店を出そうと決めた日から一年間の間に、なんと1,000冊以上の本を読まれたのだそうです。
このように、アートに関する仕事を目指している方、または現在お仕事に就いている方は、とにかくたくさんのものに触れましょう。
アートだけでなくても、山に行く、音楽を聴くなど、なんでもよいと思います。
アンテナを高く広く張って、さまざまな情報を見聞きして、吸収して、自分の引き出しにしまっていきます。
そうして、今後自分で仕事をしているときに、必ずそのとき引き出しにしまった情報が役に立つのです。
最近はSNSなどでたくさんの有名なんデザイナーな画家、写真家などの作品や、その人の興味がある事柄についてチェックをすることができますので、情報が入手しやすくなりました。
その分必要な情報が何なのかがわからないと混乱される方も多いようですが、たくさんの情報を収集していくことで、少しずつ何が自分にとって必要で、何が不要かということがわかってきます。
そうやって引き出しの中のものを出し入れしながら、自分のものにしていってください。
きっと後から仕事の役に立つはずです。