ドレスコーディネーター

ドレス

ブライダル業界の仕事の一つです

「ドレスコーディネーター」はあまり耳にすることのない仕事ですが、年々裾野の広がるブライダル業界における重要な仕事の一つです。

名称の通り仕事の内容は「その人に最も適したドレスを選んで調達する」ということとなっており、大切な結婚式・披露宴という舞台において最も多くの人の目を引くドレスを用意していきます。

取扱をされるドレスの種類としてはウェディングドレスが最も一般的ですが、他にもお色直しとして使用をするカラードレスや二次会で着用するカクテルドレスなども合わせて選ぶことがよくあります。

その人にあった服装を提案するということではスタイリストともよく似ていますが、ドレスコーディネーターの場合には冠婚葬祭という風習や社会的なマナーが求められる場面において、どういったドレスこそがふさわしいかということを総合的な知識として提供していくということが役目になります。

普段一般的な生活をしている人にとっては、結婚式などの改まった場所でどういった服装をしていくのがふさわしいかというドレスコードがわからずに困ってしまうこともありますが、ドレスコーディネーターはそこで自信を持って着用をしていける服装を提案するということに職業的な意義があります。

ドレスコーディネーターになるには

ドレスコーディネーターになるためには何か特別な資格が必要ということはなく、ブライダル企業に勤務をしていく中で技術を培っていくという方法が一般的になります。

もちろん事前に専門的な勉強をすることもでき、全国にあるブライダル関連の専門学校などの課程にあるドレスコーディネーターの勉強をしていくことで就職前にきちんとした技術と知識を備えていくことができます。

普通のファッションや服飾系の専門学校などでもドレスコーディネーターの勉強ができる課程を作っているケースも多くあります。

一般的な洋服のコーディネートと違ってドレスの場合にはその服装だけを決めればよいというわけではなく、そのドレスにあったブーケやアクセサリーといった他のアイテムも合わせて選んでいかなくてはいけません。

更に必要に応じてメイクをしたりヘアセットをしたりといった技術も求められてくるので、普通のスタイリストとはまた違った専門的な知識を備える必要があるということは確実です。

近年ますます職業的な需要は増加しています

長く続くデフレの影響や結婚に対しての意識の変化によって、結婚式や披露宴というイベントは数十年前と比較してかなり違いが見られています。

特に現代では「個性」が重視される傾向にあるため、ドレス選びにおいてもかなり難しい選択をしていくようになっています。

ウェディングドレスは基本的な形は決まっているものの、流行によって少しずつ人気のある形というものが変わっているため、そうした最新の流行についての勉強もまたこれからのドレスコーディネーターとしての重要な役割になってきます。

ドレスはデザインもそうですが、調達方法によってかかる費用も全く異なってきます。

そうしたこれからドレスを求める人の希望により適したデザインを提供するためには、やはり専門性の高いドレスの担当者がこれからはより多くの場所で求められていくことでしょう。