アニメーター


アニメーターとは、アニメをつくる仕事をする人のことをいいます。
テレビでアニメの番組がありますが、ああいったアニメのシーンを構成したり、動きを作るアニメーションを作成するのがアニメーターの仕事です。

アニメーターになるには

アニメーターになるには、美大などを卒業して、アニメスタジオで働くというのが一番わかりやすい道のりだと思われます。
ただ、美大に現役で合格するにはかなりの努力が必要となりますので、アニメーターを目指したそのときから、美術の授業だけではなく、国語や英語など、一般科目の偏差値も上げられるように努力しましょう。

そして、アニメーターになるにはデッサン力がとても重要となります。
美大に入学するにあたっても、デッサン力はやはり重要になりますので、デッサン力を上げる努力もしたほうがよいです。
デッサンというのは、上手にものを描くことだと思われがちですが、実際には「しっかりとものを見る力」を必要とするものです。
そのため、アニメーターだけではなく、デザイナーもデッサン力をとても必要とします。
アートの仕事すべてにおいて、デッサン力というのは非常に大切なものなのではないでしょうか。

デッサン力を上げるには

デッサンを始めるのは、何も難しいものではありません。
書くものと紙、これだけあればすぐにデッサンを始められます。
スケッチブックに4Bの絵画用鉛筆でなければデッサンができない、ということはまったくないのです。
ボールペンに広告の裏の白い部分でも、メモ帳にHBの鉛筆でも、なんでもかまいません。書くもので、紙に身近なものをどんどんデッサンしていきましょう。
ヒマさえあればとにかくデッサンする。こうしてものをしっかりと見ながらデッサンを続けることで、デッサン力というのは少しずつでも必ず向上していきます。

可能であれば、高校生のときでも、大学でも、学生のうちからアニメスタジオでアルバイトができるとよいですね。
なるべく早く現場で生の仕事の様子を見ることで、自分がどんなことを学んで行けばよいのかというのがより明確になりますし、早い段階で実務い経験を詰めることで、卒業後アニメスタジオに就職した際に、即戦力として活躍することができます。

アニメーターは、とてもたくさんのシーンを描いていきますので、どんなものでもまずは描いていきましょう。
描いても描いても、描きすぎだということはありません。
アニメーションを実際にみて、そのシーンを模倣するというのもよいでしょう。
どんどんデッサン力を上げて、このシーンを描こうと思ったら、すぐに手が動くくらいのレベルまで画力を上げておけると理想的です。