CGデザイナー


CGデザイナーは、パソコンを使用して画像をデザインする人のことをいいます。
CGとは、コンピュータグラフィックスの略です。CGというとかなり立体的な画を想像するかもしれませんが、コンピュータを使って作られた画像であれば、平面でもCGといいます。

グラフィックデザイナーとCGデザイナー

ところで、グラフィックデザイナーとCGデザイナーと2通りの言い方がありますが、これらは同じ仕事だと考えてよいのでしょうか?
CGはコンピュータグラフィックスの略なのですから、グラフィックデザイナーも本当であれば同じ職種であると考えてよいのでしょうが、実際には違う職種として呼び名が使われているようです。
グラフィックデザイナーは、ポスターや印刷物、広告などのグラフィックをデザインする人、CGデザイナーは、ゲームや映画のCGをデザインする人、という意味合いで使われていると思われます。

CGデザイナーになるには

CGデザイナーになるには、まずはグラフィックソフトの使用法を熟知して、たくさんのCGを作成することから始まります。
そのソフトを使用するためには、CGの専門学校で勉強したり、美大のCG系の学科で勉強するなどして、知識と技術を身につけます。
学校を卒業しないとCGデザイナーになれないというわけではありませんし、今のようにCGが普及する前は、未経験からでもCGデザイナーとして企業で働くことができました。
しかし最近では、CGデザイナーの仕事につきたいという方がとても多くなり、また企業で働くためには学校を出ていないとなかなか就職しにくい状況になってきてしまいましたので、就職をメインで考えるのであれば、やはり何らかの学校を卒業したほうがよいようです。

企業で働かずに、独学で技術を身につけていきなり独立してフリーで活動する、という方法もありますが、CGデザイナーの場合は、企業で修行をした経験がないと、独立後に仕事を得ることがかなり難しいといわれています。
ですので、まずは企業に就職して技術や仕事の流れについて現場でしっかりと学び、その後状況に応じて独立を検討する、という流れが自然です。

企業で修行をしている間に、自分が今後進みたい方向性を経験を積みながら絞り込んでいくこともできますので、まずは就職してみるのもよいと思います。
ただし、就職してからかなりの技能が求められるようになりますので、就職したからといって安心することなく、常に勉強を重ねていかなければなりません。
CGが好きという方は、きっと勉強自体を楽しめる方だと思いますので、楽しみながら技術やデザインセンスを磨いていきましょう。